麻雀刺客

1988年 日本物産


脱衣麻雀フロアの記念すべき最初のレビュー、
やはり、店長がかなりハマった「麻雀刺客」から始めましょう。


★ストーリー

あなたは現在、最強の雀士『○○○(プレイヤーが名前を入力)』さんです!
裏の麻雀界では、あなたの運と腕を狙っています……。
○○○さんが表の麻雀界で生きて行くには、裏の麻雀界から
送られてくる、麻雀刺客を倒さなくては いけないのです。


なんだか仰々しいストーリーではありますが・・・
要は、麻雀勝負をふっかけてくる相手を倒していけばいいわけです(笑)。
かかってくる相手を全て倒せば、ゲームクリアとなります。


★麻雀システム


オーソドックスな、2人打ち麻雀です。
クイ断・後ヅケ・カン裏・形テン有り。
ツモ上がり・ロン上がり、どちらも上がった点数そのままを
相手から奪うことが出来ます。

風の決め方がちょっと変わっていて、
ゲームスタート時は、必ず相手が親で始まり、
その後は、上がった側に親が移ります。
親が移った際の相手側の風は、親側が振るサイコロの目によって決まります。
2人打ちでありながら、自分の風が「西」や「北」の場合もありうるわけです。

自分が3回上がれば、一人勝ち抜きとなります。
また、自分の点数が0以下になると、負けとなります。
負けた場合にはコンティニューが出来ます。
コンティニューを行なわなければゲームオーバーです。

★特殊システム

理不尽に強くなりうるCPUを相手にするハンデとして、
プレイヤー側は2つの技を使うことが出来ます。

☆気迫パワー

ツモる前にスタートボタンを押すことによって
使用することが出来ます。
技が成功すれば
その時点でもっとも必要な牌をツモってくることが出来ます。
・・・つまり、リーチをかけた直後に使えば
一発で上がることも可能になるという、かなり有効な技です。
ただしこの技は、画面右方にある「気迫パワー」が無いと使えません。

このパワーは、ゲームスタート時に3つ有り、
「1筒」をツモって来ることによって
パワーが1つ増えます。
最大8つまで貯めることができます。
また、局ごとの持ち越しが可能です。

また、この技は4つまで同時に使うことが出来ます。
使用時にスタートボタンを2回・3回と押すことによって
良い牌をツモってくる確率が高くなるのです。
ですが・・・やはり使う時には1つづつ使うほうが良いでしょう。
パワー4つ使っても、外れる時は外れてしまいますから(^^;


☆通しパワー

捨て牌をする前に
スタートボタンを押すことによって使用することができます。
この技を使用すると
その直後に捨てた牌でロン上がりされることが無くなります。
危険牌を捨てる時に使うと良いでしょう。
「1索」をツモって来ることによって画面右端に表示され、
この技を1回だけ使うことが出来ます。
また、この技は失敗することがありません。

なお、この技は1つしか貯めておくことが出来ず、
使用しなかった場合には、次の局への持ち越しは出来ません。


★最大の特徴は・・・?


タイトル画面を見ればお分かりかと思いますが
この麻雀ゲームの最大の特徴は

『有名アニメキャラ
 (にそっくりなキャラ)が対戦相手』


だということであります。
これが萌えずにいられましょうか(笑)。

ちなみに、登場する対戦相手は以下の通りです。
らん 真里
(ハコ点のランマ)
第1番目の麻雀刺客。
元ネタは「ら○ま1/2」のらん○?
鮎本 まどか
(サイコロのまどか)
第2番目の麻雀刺客。
元ネタは「気まぐれオ○ンジロード」の
鮎川ま○か?
ナウシーカ・ヤノ
(万棒のナウシーカ)
第3番目の麻雀刺客。
元ネタは「風の谷のナ○シカ」の
ナウ○カ?
高中 真美
(投げ点棒のマミ)


里見 えみ
(マット使いのエミ)
第4番目の麻雀刺客。
ちなみにこの2人で1組。
元ネタは「ク○ィーミーマミ」のマミと
「マジ○ルエミ」の○ミ?
水上 らむ
(殺人牌のラム)
第5番目の麻雀刺客。
元ネタは「うる星や○ら」のラ○?


いずれ劣らぬ有名キャラばかりです。
彼女達を脱がせられるとあっては・・・
萌えなきゃ漢(おとこ)じゃねえですよ(笑)。


★相手に勝つと・・・

それぞれの対戦相手は
自分が3回上がることによって倒すことが出来ます。
1回上がるごとに、相手は服を1段階づつ脱いでいき、
3回目の上がりの後には、相手にバツを与えることが出来ます。

バツは4つの中から一つを選ぶことになります。

このうちA以外を選ぶと、
対戦相手の☆☆☆な姿のグラフィックが拝めます(*^^*)。

ちなみにAを選ぶと、対戦相手の娘が
次の対局の時に若干有利になるように取り計らってくれます。
(対局開始時の点数を増やしてくれる・ドラを積みこんでくれる、など)

さて、あなたなら・・・どのバツを選びますか?




★全ての相手を倒すと…


『○○○は、麻雀刺客に勝つ事ができた!
だが、いつの日か裏の麻雀界から 新たな刺客が送り入まれるで
あろう… それは○○○が最強だという証しかも
しれない』

このメッセージが現れて、ゲームクリアとなります。
そして、この後は・・・

再び最初の対戦相手に戻ります。

そう、プレイヤーがゲームオーバーとなるまで、
麻雀刺客との戦いは終わらないのです・・・。


エンドレスかよ。(苦笑)

★総体的感想および評価

先にも述べた事でありますが
やはり、「有名アニメキャラ」の登用が、このゲームの一番の魅力であると
私は思います。
これまでの脱衣麻雀ゲームでは、
確かに可愛い女の子のグラフィック(実写・アニメ絵)は有りましたが
それらは単に、その麻雀ゲームだけの登場人物であり、
私自身としてはあまり入れこむほどのモノではありませんでした。

・・・ですが、とあるゲーセンでふと見かけたこの「麻雀刺客」。
デモ画面を見て、驚きと感嘆にむせびました(笑)
「このキャラたちを脱がせられるのかー!!?」と。
(特に、ナ○シカを脱がせられることに感動(爆) )
で、早速プレイしてみるも、1人目であえなく敗退。

「脱衣麻雀ゲームは金を食うゲームである」
改めて認識させられたものでした(苦笑)。
当時私は高校生。財力に物を言わせて先に進む、なんてのは夢のまた夢の頃です。
そんな、私のような貧乏プレイヤー達に、
わずかな希望として搭載されていたシステムが
「気迫パワー」システムでした。
運が良ければ、上がり牌を一発で引いて来れるという、
とてもありがたいシステム。(でも実は結構、成功確率が低いんですよね)
このシステムが存在したからこそ、
より一層このゲームにハマる事になったといっても過言ではないでしょう。
少コインで先に進むために、大いに役立ってくれました。
・・・ちなみにこの「気迫パワー」、
最大4つまで同時に使う事が出来る(必要牌を引く確率を上げられる)のですが
実際にゲーセンで稼動していた当時に
気迫4を使った事がある方はいらっしゃいますか?
実は私、一度だけ使った事があります。
その時に引いた牌は・・・・・・・・!

無駄ヅモでしたよ(苦笑)。

それ以来、「気迫パワー」は一つづつしか使わないようになりました。


・・・結局、この「麻雀刺客」がゲーセンから姿を消すまでに
オールクリアを成すことは出来ませんでした。
けれど、自分がよく知っているキャラクターを脱がせられるというのは
画期的なものでした

もちろんこのゲーム以降にも、
アニメキャラや漫画のキャラを使った脱衣麻雀ゲームがいくつか出ましたが
やはりこのゲームが一番印象に残っていますね。
ナウ○カを脱がせた時の感動は・・・今でも忘れられません(笑)。

もしも、どこかのゲーセンでこのゲームを見かける事がありましたら
是非ともプレイしてみてください。
あの当時の感動を、あなたも味わえることを願って・・・・・・。




・・・あれ? 肝心のブツは?


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