恋愛シミュレーションゲームの 「みつめてナイト」(以下、本編と略)の 人物設定を使ったパラレルワールドが舞台の「RPG」である。 ゲームシステムは本編とは まるで違うので、買う人は注意。 * * * ストーリーを紹介しよう。
まだ科学技術が剣と魔法という名の 揺り篭に揺られていた時代・・・ ザルドスという名のこの大陸では 中央部に位置するオルカディア王国が その強力な軍事力で周辺国家を圧倒。 次々と制圧し、やがて大陸の統一へと歩みを進める。 そして、唯一の対抗勢力も十数年前に滅ぼされ オルカディア王国の栄華は最高潮へと達した。 だがある日、繁栄を誇るオルカディア王国に 大きな暗雲が立ちこめる。 あまりにも唐突な国王の昏倒、 そして唯一の王位継承者である 王女プリシラの失踪である。 この未曾有の国難を救うため、一人の男が任命された。 若年ながら卓越した剣技の持ち主として名高い、 近衛騎士団長クリストファー・マクラウドである。 「昏睡状態であるオルカディア国王の生命を救うための薬剤の捜索」 それがマクラウドに課せられた使命だった。 だが、その命令には 極めて奇妙かつ異例といえる条件が付加されていた。 それはこの緊急かつ重要な作戦に民間人を、 それも年端もゆかぬ女の子二人を同行させよ、 というものであった・・・。 |
当然のことながら、プレイヤーが操作するのは 主人公「クリストファー・マクラウド」(名前の変更は最初に可能) 同行させる女の子は、 「ソフィア」「ハンナ」「ライズ」「レズリー」「リンダ」の 5人の中から選ぶことができる。 本編でも人気の高かったメンバーである(と思われる)。 選んだキャラクターによって、道中で起こるイベントが違ったり 衣装箱(宝箱)から手に入るアイテムが違ったりしてくるという 「何回も繰り返し遊べますよ」というキャッチフレーズが ついてきそうなシステムである。 ストーリー上の目的は、上にて説明した通り。 そして、ゲームの目的は2つある。 1つは、冒険の途中で同伴している女の子と 懇ろ(ねんごろ)になること。 本編が「恋愛シミュレーション」であることから これは当然といえば当然か。 女の子の恋愛度を上げて、途中立ち寄る村や街でデートをして いろいろなグラフィックを堪能しよう。 もうひとつ。わたしはこっちがメインだと思っている。 このゲームでは、女の子に装備させる武器や防具を 実際に着せてみることができる。 いわゆる「着せ替えシステム」 があるのである。 武器、防具の他に 「上半身用」「下半身用」「全身用」「靴」「アクセサリー」 それぞれに分類された「衣装」が このゲームの世界各地に隠されている。 これまた、一回のプレイでは 集めきることができないようになっていて 「何回も(以下略)」プレイしたくなるわけである。
さて、「何回も」と言ってきたのにはわけがある。 このゲーム、1回クリアしただけでは ストーリーをすべて把握することができない。 1回クリアし、同じセーブデータを使って2回目を始めていくと 1回目ではわからなかった「主人公が戦うわけ」や 「敵の真の正体」が判明するようになっている。 つまり、「周回」を重ねることで 真のエンディングにたどり着けるのである。 ちゃんと2周目に入る理由も、 1周目のラストおよび2周目の最初でわかるようになっている。 で、2周クリアしたら終わりか、というと そうではない。 3周、4周と、何周でもできるようになっている。 何故か。 先に書いてある通り、 「衣装」をすべて集めるため である。 入手できる衣装は、連れている女の子やイベント、 そして「周回数」が奇数か偶数か、などの条件によって いつも同じ衣装箱から同じものが出てくるとは 限らないのである。 だから何回も同じところを巡っていかなければならないわけなのだ。 では「何周も繰り返すのなら、その度にキャラクターを1から 育て直さなければならないのか?」 「集めた衣装をもう一度集め直すのか?」 という疑問も浮かんでくるだろう。 これに関しては、実にユーザーライクなシステムが存在する。 それは、 「1周目をクリアしたあとは、その周回で集めた衣装を、 また、女の子の自分に対する"好感度"を 持ち越すことができる」 「2周目以降は、上記に加えて 所持金、主人公および女の子の強さ(経験値・レベル)を 引き継ぐことができる」 女の子の好感度持ち越しは、 次の周回でのデートイベントの発生を容易にし、 所持金・経験値・レベルの持ち越しは、 衣装集めや資金繰りの手間を軽減させてくれる。 周回を重ねるほど、戦闘やストーリー進行が楽になるのである。 なお、イベントアイテム・消費アイテムの 持ち越しはできないので注意。
本編とはちがうパラレルワールドでの話ではあるが、 このゲームのあちらこちらに 本編で出てきたキャラがいたりして、 ファンサービスも考えられているこの「みつナイR」。 ぜひ「みつナイ」とともにプレイしてみて欲しい。 それでは最後に、各キャラクターについて、ツッコミを入れる紹介してみよう。 キャラ紹介ページへ
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