ケルナグール
1989.7.21発売・ナムコ
攻略はこちら
自分の分身となる拳士を育て、さまざまな技を覚えさせて
強いキャラクターを作っていく「クエストモード」と
その育てたキャラ同士を戦わせる「対戦モード」がある。
また、キャラクターを作らなくても
あらかじめ用意されているキャラクターを使っての対戦も可能。
しかし、やはりメインは「クエストモード」。
このゲームを知る人は、みな口をそろえて言う。
「これは”お使いモード”だ」
と・・・
たしかに言う通りなのだ。
詳しくは攻略の欄を参照してもらうとして
上級技を覚えるのに、そのためのアイテムを探すべく
広いマップを縦横無尽に駆け巡らなければならない。
RPGなどでよくある、
「○○○をするのに×××が必要、だがそのためには
△△△へ行って□□□をせねばならない」
という感じのイベント。これのオンパレードなのである。
技を覚えてキャラクターを強くするのが目的とはいえ、
あんまり多いので、もう「おなかいっぱい」という感想を
もった方も多かったことだろう。
だが。
本作品にはもう一つ”売り(?)”がある。
それは、
「ドラ○エ3」のネタがあちこちであからさまに見られる
こと。
一例を挙げてみよう。ある仙人に「小さなメダル」を渡した時。
「おおっ、これはドラ○エ3にもでなかったちいさなメダル。
すまんがそれをわしにゆずってはくれまいか」
そのほか、
「ナントカのつるぎ=ガイアのナントカ」や
「ふなのりのホネ」「アイのおもいで」
などというアイテムも存在する。
「じゃしんぞう」というものまであったりする。
(これはド○クエ2だ)
これらの名前に、エニック○からクレームは
つかなかったのだろうか。謎である。
また、これに似たもので
「ゆうしゃのはかはめぐりめぐる
リンクしかり ロトしかり」
という立て札があり、その近くには
「フリオニールのはか」
があったりする。
・・・何をか言わんや。
* * *
さて、いままで述べてきたことは別として
このゲーム自体は、実にしっかりしており
対戦ゲームとして十分よくつくられている。
販売はナムコからだが、開発は「ゲームスタジオ」。
あの「ゼビウス」をつくった「遠藤雅伸」氏が
本作品「ケルナグール」をつくったのである。
なんでも、
「ファミコンでも本格的に遊べる格闘ゲームをつくってみたかった」
ということだったらしい。
ちょうど当時はPCエンジンやメガドライブなどが
台頭してきた頃でもあったはず。
ファミコンなりの挑戦、だったゲームだったのかも知れない。
このゲームの攻略へ
レビューリストへ戻る