手当たり次第ゲームレビュー!

第2回はこちらをクリック●

第3回

FC ドンキーコング3
1984.7.4 発売  任天堂


マックス 「回を重ねてようやく3回目になりましたこのコーナー。
      第3回目は、ドンキーコングシリーズの第3弾、『ドンキーコング3』でーす。」

クラリオン「・・・どうして、こうオレの予想通りになるンだ・・・
      前回のラストで何となく予想ついてたんだぞ。」

マックス 「ふっふっふっ。予想を裏切らなくて良かっただろ?」

クラリオン「オレとしては、裏切られた方が良かったんだが。」

マックス 「まぁまぁ。これでドンキーコングシリーズは終わりなんだから。も少しの辛抱だよ☆」

クラリオン「どうだか・・・。SFCにもドンキーシリーズはあるじゃないか。」

マックス 「それは心配ないよ。だって、店長はSFCのドンキーシリーズ持って無いもの。」

クラリオン「誰かに『1』だけは借りてプレイしたそうだがな。」

マックス 「本見ながらだけど、クリア率100%までいったとか…
      あの時は店長ヒマだったんだねー。」

クラリオン「(いらんことは言うな…給料減らされっぞ)」

マックス 「(・・・ヤバイ。前言撤回、っと…)」

クラリオン「えー、さて。気を取り直して、レビューいくか。」

マックス 「はいはい、っと。

      ファミコン発売からしばらくして発売されたこのソフト、
      ドンキーシリーズの前2作とは、ちょっとばかり趣が違っています。
      …というのも、ゲームジャンルで言うと
      前2作は『アクションゲーム』だったんだけど
      今回の『3』は『シューティングゲーム』に属するものなんです。」

クラリオン「温室を支配しに来たドンキーコング、
      そしてそのコングが率いる『虫』軍団を相手に
      プレイヤーキャラ『スタンリー』が、スプレー片手に
      奮闘する、って感じだな。」

マックス 「そう、そんな感じ。
      固定画面のシューティングで、面構成パターンが3通りあるんです。

第1パターン第2パターン第3パターン

      STAGE1は左の第1パターンの面、STAGE2は右の第3パターンの面、
      STAGE3は左の第1パターンの面に戻って、STAGE4は真ん中の第2パターンの面。
      以降、第3→第1→第2→第3→第1→・・・ と、この繰り返しになります。」

クラリオン「このうち、第1・第2パターンの面では
      クリアするのに2つの方法があるんだ。

      一つは、ドンキーコングにスプレーを当て続けて
      画面最上部まで押し上げること。

      もう一つは、そのステージの敵キャラ(虫)を
      全て退治すること。」

マックス 「第1・第2パターンでは、コングを上に押し上げるのは結構手間がかかって難しいんです。
      時間はかかるけど、落ち着いて虫を撃ち落としていく方が確実な感じがします。」

クラリオン「で、第3パターンではコングを上に押し上げないとクリアにならない。虫は無限に出てくるからな。」

マックス 「あと、どのパターンでも言えることだけど
      コングを上に押し上げるには、ジャンプ撃ちをしなければならないから
      その時はプレイヤーのまわりに気をつけることだね。」

クラリオン「・・・おっと、アイテムの存在の説明を忘れるところだった。
      このゲームでは、スプレーのパワーアップとして
      『スーパースプレー』ってのがあるんだ。」

マックス 「ゲームスタート時に画面の真ん中辺りにぶら下がってる、
      白いスプレー缶がそれです。コングをある程度上に押し上げると、下に落ちてきて取ることが出来ます。」

クラリオン「取ると、スプレーの色が茶色に変わって威力がアップ、
      通常のスプレーの2倍の威力になるんだ。
      当然ながら、コングを押し上げる力もアップ。
      スーパースプレーを取ったら、コングを押し上げてクリアをする方がいいな。」

マックス 「ちなみに、スーパースプレーの有効時間は、だいたい15秒くらい。
      効果の全てをコングを押し上げるのに使えば、まとめて2ステージ分は速攻クリアが出来ますよ。
      ただし・・・スーパースプレーは、『プレイヤー1人につき1本だけ』。
      一度使ったら、そのプレイヤーがミスしない限り次のは出てこないので、ご注意を。」

クラリオン「また、落ちてきたスプレーを使わずに置いておくと、
      次のステージに持ち越すことが出来るんだ。そのステージで使いたくなければ、
      取らずに置いておくのも方法の一つだ。」

マックス 「・・・えーと、あと何かあったっけ…」

クラリオン「『各面クリア時のボーナス得点加算』について、があるだろ。」

マックス 「ああそうそう、それだ。
      各面をクリアした時に、クリア時の状況によってボーナス得点が入ります。

      一つは、クリア時のタイムボーナス。」

クラリオン「画面右上の方のタイム表示(BONUSと表示されてる)、この残タイムがそのままボーナスになるんだ。」

マックス 「もう一つ、画面下の方にあるチューリップらしき花の鉢植え、
      これの残った数によってボーナスが入ります。」

クラリオン「まだ説明してなかったけど、敵の虫はこの鉢植えを狙って飛んでくるんだ。
      これを持って行かれると、その分ボーナスが減るってワケだ。」

マックス 「そう。この鉢植え一つにつき500点のボーナス点。
      5つの鉢植え全てを守りきることが出来たら、
      パーフェクトボーナス3000点が入ります。」

クラリオン「入るとデカイボーナス得点だが、これにこだわりすぎるとミスにつながる。
      深追いはしないようにした方が、先の面に進む確率は高いぞ。」

マックス 「うん。999900点(カウンターストップ)を目指すなら、
      ひたすら先のステージに進む方が効率が良いからね。」

クラリオン「・・・あと何かあったっけ?」

マックス 「そうだね・・・

      あ、そうだ。
      先のステージに進むと、敵のキャラクターが替わるんだ。最初の方のステージだと、敵は
      『普通のハチっぽいピンク色の敵』と
      『スズメバチのような、スプレーを2発当てないと倒せない茶色の敵』、
      『画面の端の方をゆっくりと降りてきて、
       プレイヤーと同じ高さに来ると猛然と突っ込んでくる青い蚊のような敵』、
       なんだけど。
       STAGE9からは『普通の〜』に替わって
       『飛び方が不規則な丸っこくてピンク色の敵』になり、
       STAGE15からは、それに加わって
       『蝶のように見えるけど実は「蛾」と思われる敵』、
       そして『青い蚊のような敵』に替わって
       『行動パターンは同じでどんぐりのような敵』が出てきます。」

クラリオン「意外と敵の種類は多いんだな。」

マックス 「結構先のステージに進まないと見られないんだけどね。
      ・・・今、このページを見ている人で、
      上記の『蛾』まで見られた人は居るのかな?
      まだ、って人は、頑張って自分の力で見てみてくださいね。」

クラリオン「なんだよ、サービスで見せてやるってことはしないのか? ケチくさいぞ。」

マックス 「自分の力で先へ進んで、実際に見るってのが一番さ。
      たかがゲーム、されどゲーム。
      努力して先へ進むってことに、意味があるんだよ。」

クラリオン「・・・ふーん、そんなもんかね。」

マックス 「そんなもんさ。」


           しばし沈黙


クラリオン「さて最後だ。
      確か、このゲームもアーケード版が存在したんだよな。
      いつものように、FCとの違いってものの説明頼むぜ。」

マックス 「OK。
      ドンキーコングシリーズの伝統のように、このゲームも元々は縦画面だったんだ。
      画面が横になった分、難易度は低くなってる…のかな。」

クラリオン「ふむふむ。」

マックス 「プレイヤーの1UPについては、FC版は『50000点になったら1人増える』だけなんだけど
      アーケード版では(初期設定の場合)30000点ごとに1UPするんだ。
      この点は『ドンキーコング』『ドンキーコングJR』と明らかに違うね。」

クラリオン「それから?」

マックス 「明らかに違う点があと2つ。
      ボーナス得点の説明をした時に、『鉢植え』のことを言ったよね。」

クラリオン「ああ。敵に花を持っていかれるとボーナス点が減る、ってやつだろ?」

マックス 「アーケード版では他にデメリットがあるんだ。
      花を持っていった敵(ハチ)は、パワーアップして『スーパーバチ』になるんだ。
      画面上まで上がったあと、猛然とプレイヤーに向かって突っ込んでくる。
      撃ち落すのがとても難しくてね、花を持って行かれたら『大ピンチだ!』と覚悟してなければならないよ。」

クラリオン「ほう・・・」

マックス 「鉢植えについてはもう一つ。
      FC版では、最初から『チューリップの鉢植え』だよね?」

クラリオン「ああ。 ・・・ん、『最初から』? どーいうことだ?」

マックス 「アーケード版では、鉢植えの最初の状態は『芽が出てる鉢植え
』の状態なんだ。
      1面クリアすると、鉢植えが成長して『つぼみが出た鉢植え』になり、
      その状態でさらに1面クリアすれば『チューリップの鉢植え』のなるんだよ。」

クラリオン「なるほど・・・ まさに『温室を守る』ってのが実感できるようだな。」

マックス 「もし途中で鉢植えを敵に奪われたら、その次のステージで
      『芽が出てる鉢植え』が補充されるんだ。
      鉢植えを全て守りきれば、2000点のボーナス点。
      全て守った上に全ての鉢植えが『チューリップ』の状態なら、
      ボーナス点は5000点になるよ。」

クラリオン「高得点を得続けるには、鉢植えを守るのが大事ってワケか。」

マックス 「そんなトコだね。
      そして最後に、もう一つの決定的な違いの説明を。

      ねぇ、クラリオン。FC版でプレイヤーがミスした時って、
      どんなふうになるか言ってみて。」

クラリオン「あ? えー確か・・・
      敵や敵の弾に触れたとき、画面下の方に落ちて倒れる、ってのだろ?
      アーケード版では違うのか?」

マックス 「・・・・・・違うんだよ・・・・・・」

クラリオン「・・・な、なんだよ。もったいつけずに早く言えよ。」

マックス 「プレイヤーがミスした時、画面下の方に落っこちるまでは同じ。
      でもね、その後・・・・・・


      倒れたプレイヤーに、敵のハチが一斉に群がって・・・
      群がった後には、スプレーだけが残されるんだよ・・・!」

クラリオン「・・・・・・・・・・・・
      それって、まさか・・・・・・・」

マックス 「・・・キミが想像してる通りだよ。
      ミスしたプレイヤーは、
      敵のハチに食べられちゃうんだよ。」

クラリオン「・・・・・・・・・・・・・・・」

マックス 「・・・ちょっとだけ、『ホラー』だろ?」

クラリオン「・・・ちょっとだけ、な。
      そ、そうか。FC版では、その表現を避けたってことか・・・」

マックス 「まぁ、低年齢のプレイヤーにも配慮した、ってとこかな。」

クラリオン「早い時期からあった自主規制だな、これは・・・」

マックス 「意外なトコだけどね。」

クラリオン「・・・っと。今回はこんなところかな?
      結構長くなっちまったな。
      ここまで読んでる人って居るのか?(苦笑)」

マックス 「さあね(苦笑)。」

クラリオン「よし、じゃあ今回はこれまで!
      次のレビューは・・・考えてるのか? マックス。」

マックス 「いや・・・さすがに次は考えてない。
      でも、またファミコンのゲームになるとは思うよ。
      初期の方のね。」

クラリオン「わかった。じゃあせいぜい期待してるぜ。」

マックス 「それでは、第3回はこれにてオシマイ!
      皆さん、またねー!」




第2回はこちらをクリック●

店内案内図へ戻る

TOPページへ