手当たり次第ゲームレビュー!

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第4回

PCE レインボーアイランド
1993.6.30 発売  NECアベニュー


マックス 「さてさて。お待たせしました『手当たり次第ゲームレビュー!』第4回目、
      今回のソフトはっ!?」

クラリオン「PCエンジンのCD−ROMソフト、『レインボーアイランド』だぜ!!」

マックス 「あれ、今回はやけに乗り気だねぇ。クラリオン?」

クラリオン「おうよ! やっとFCソフトから脱出できたんだ、
      やる気にもなるさ。」

マックス 「フフ、じゃあ今回はクラリオンが中心ってことでよろしく!」

クラリオン「OK! じゃあまずゲーム内容からだな…。

      このゲームは、もともとアーケードゲームからの移植作品なんだ。」

マックス 「そうそう。このゲーム、あの『バブルボブル』の続編に当たるんだよね。」

クラリオン「ああ。ゲームのタイトル画面にも、

      『THE STORY OF BUBBLE BOBBLE 2』とあるからな。」

マックス 「話的にはどうなってるんだい?」

クラリオン「えー、ゲームの説明書にこうあるがな。

     『主人公バビーが、彼の故郷「レインボーアイランド」へ
      宝探しの旅に出かけた時のことです。
      バビーはある事件に巻き込まれ、レインボーアイランドの島々を
      冒険することになりました。
      どうやら、姿をくらましていた真の宿敵「暗黒大魔王」が
      活動を始めたようなのです。
      バビーの行く手を阻む様々な敵は
      きっと彼の手下に違いありません。
      バビーの使える魔法は「虹の魔法」一つだけ!
      それでもバビーは勇敢に冒険の旅を続けていきます。
      バビーを悩ます「レインボーアイランドの謎」とは?
      果たして、バビーは「暗黒大魔王」を倒すことが
      出来るでしょうか!?』

      ・・・とさ。
      あー長かった。」

マックス 「このストーリーに出てくる『バビー』ってのは?」

クラリオン「前作に当たる『バブルボブル』の主人公『バブルン』が
      真のEDで人間に戻った姿だよ。」

マックス 「ふーん。・・・あれ? 2Pのキャラは?」

クラリオン「ああ。2P側は『ボブルン』って言うんだが、
      人間に戻って『ボビー』ってなってるんだ。
      ちなみに、アーケード版『レインボーアイランド』で
      ちゃあんと2P側のプレイヤーにいるぜ。

        ほれ。↓


↑ 1P側 バビー↑ 2P側 ボビー
マックス 「これは・・・ どこか違うのかい?」 クラリオン「よーく見てみな。服の色が違うだろ?       それぞれ、バブルボブルの時の身体の色の名残で、       バビーの方は服が緑色、ボビーの方は服が青色なんだよ。」 マックス 「・・・! なるほど・・・ よく見つけたねえクラリオン。」 クラリオン「さて。次はゲームシステムについてだ。       2方向レバー2ボタン。       ボタンはジャンプボタンと虹の魔法のボタン。       ジャンルとしては・・・そうだな、      『上方半ベルトスクロール、ジャンピングアクションゲーム』ってとこだ。       プレイヤーはジャンプと虹の魔法を駆使して       上へ上へと登って行き、最上段に上りきればラウンドクリアーだ。       レインボーアイランドは全部で7つの島から成っていて       1つの島は4つのラウンドからなっていて       4ラウンド目にはその島のボスが待ち構えている。       最後の島のボスを倒せば、クリアーとなる。       ・・・一応な。」 マックス 「『一応』? どういうことだい?」 クラリオン「ま、それは後でな。       さて、『虹の魔法』の使い方だが       1つ目に「敵を倒す」、2つ目に「足場代わりにする」、       3つ目に「アイテムを取る」の3つの使い方があるんだ。」 マックス 「1つ目は分かるよ。虹を当てて倒すんだよね。」 クラリオン「当てて倒すだけじゃない。虹を崩して倒す事も出来る。」 マックス 「『崩す』?」 クラリオン「まず、虹を出すだろ? そしたら、その上にジャンプで乗っかると       その虹を崩して下に落とすことが出来る。       その崩した先に敵が居れば、倒すことが出来るんだ。       たくさんの敵をまとめて倒すことも可能さ。       ちなみにこの『虹崩し』、虹の上辺の辺りにも当たり判定があるんだ。       敵が上の床にいる時、その直下に虹を置いて崩せば       上の敵も倒せるってことだ。」 マックス 「ふーん。」 クラリオン「2つ目、『足場に使う』だが、文字通りだ。       出した虹に横から『歩いて』乗ることが出来るんだ。       虹の上で立ち止まると、ちょうど虹の真ん中に立つ。       虹に乗ってまた虹を出せば、次々足場にして上に登って行けるってワケだ。       あともう一つ。            さっき、虹の上にジャンプで乗っかるとその虹を崩せるって言ったが、       乗っかる時に『ジャンプボタンを押しながら』乗っかると、       虹の上でジャンプし続けることが出来るんだ。       ・・・ちっと操作はムツカシイがな。」 マックス 「3つ目は?」 クラリオン「敵に虹を当てる、虹を崩して倒す、のと同じさ。       とにかく、アイテムに『虹を当てる』ことで、       アイテムを直接取ったのと同じことになるんだ。       プレイヤーから離れた場所にアイテムが出現するのはザラだから       敵を倒すのと同様に重要なテクニックだな。」 マックス 「なるほど。」 クラリオン「まあ虹の魔法の使い方はそんなところだ。       で、さっきも言ったが、ラウンドクリアの方法は上に登り切ることだ。       最上段にゴールすると画面上から『宝箱』が降ってきて、       その中からは500点のアイテムがたくさん出てくる。       まぁ、ラウンドクリアのボーナスってところだな。」 マックス 「4ラウンド目の最上段には、ボスがいるんだよね?」 クラリオン「ああ。各ワールドにいるザコキャラのうちの一つが巨大化したような       ボスキャラがいる。ワールド1なら、クモの敵キャラのデカキャラ、       ワールド2ならヘリコプターのデカキャラ、ってな感じでな。       ボスには耐久力があって、画面の上のほうに耐久力ゲージが表示されてる。       ゲージをゼロにしてボスを倒せば、ワールドクリアだ。       ボスを倒せばワールドクリアってことで、ラウンドクリアの時よりも       さらに大きな宝箱が降ってくる。       中からは『10万点』のビッグアイテムが一つと       500点のアイテムが数多く出てくる。       さてここがポイントだ。」 マックス 「ポイント?」 クラリオン「その前に、アイテムについて説明しなきゃな。       このゲームでは、各ラウンドに配置されているアイテムの他に、       敵を倒せばアイテムが出てくるようになってる。       その種類は大まかに分けて3種類。       一つは『得点アイテム』10点から1万点までいろいろだ。       一つはプレイヤーパワーアップのための『エネミーアイテム』。       虹の魔法の強化や、プレイヤーのスピードアップ、       特殊攻撃が出来るようになるものなど、いろいろある。       これは、敵を3匹倒すごとに出てくるんだ。」        マックス 「パワーアップには、一度に出せる虹の数を増やす『赤いつぼ』や       虹の出る早さをアップさせる『黄色のつぼ』、       スピードアップの『くつ』なんかがあるんだよね。」 クラリオン「そう。そしてもう一つの種類は・・・『ダイヤ』だ。」 マックス 「『ダイヤ』?」 クラリオン「敵を『虹崩し』や『攻撃アイテム』で倒した時のみ出てくるアイテムさ。       7種類・・・すなわち、       赤・橙・黄・緑・水色・青・紫の、7色がある。       ・・・なにかピンと来ないか?」 マックス 「分かるよ。『虹の色』とかけて、7種類あるってんだろ?」 クラリオン「そう。各ワールドでこの7種類のダイヤを集めると、       コンプリートボーナスとしてプレイヤー1UPする。       加えて・・・さっき説明したボス面でのビッグアイテムの代わりに       『ビッグダイヤ』が出てくるんだ。       そしてもちろん、このダイヤも7種類あるんだ・・・!」 マックス 「ん?・・・確か、島が7つ・・・だろ。       ということはボスキャラが7つ・・・ビッグダイヤが7つ・・・。       もしや。」 クラリオン「そうさ。最初の方で言いかけた秘密がそれだ。     ビッグダイヤを7つ集めれば、     隠されていた3つの島が新たに現れる。       レインボーアイランドの真実は・・・そこにあるってワケだ。」 マックス 「・・・ビッグダイヤを7つ集められなかったら、どうなるんだい?」 クラリオン「7つ目のワールドをクリアした時点でダイヤが集まっていなかった場合は・・・       強制的にバッドエンド行きだ。       ・・・だが、それまでのワールドで集めそこねていた場合なら、       アイランド選択画面(ワールドクリア時にこの画面になる)で       そのワールドに戻ってダイヤの集め直しが出来るんだ。       あともう一つ。       そのワールドの4ラウンド目で『もうダイヤを集められない〜!』ってな場合には、       プレイ中に『RUNボタン』を押してポーズをかけ、『セレクトボタン』を押せば       『GIVE UP?』と画面に表示される。       YESを選択すれば、そのワールドの最初からやり直しが出来るんだ。       スコアはそのままだが、プレイヤーの残数は1人減るぞ。」 マックス 「『ダイヤ』の集め方で、もう一つ秘密があるんだよね?」 クラリオン「ああ。説明書にもあるが、『ダイヤの謎』ってやつだ。       『ダイヤ』を、赤・橙・黄・・・ってな感じで左の色から順番に集めていけば、       ボスの所で『シークレットドア』が現れて、       その中に入れば・・・ 便利な『ハイパーアイテム』と『ビッグダイヤ』がある。       ・・・是非とも入りたい所だな。」 マックス 「虹の色の順番に、か・・・難しそうだね。       だって、出てくるダイヤの色はランダムなんだろ?」 クラリオン「いや、そうでもないぞ。       ダイヤの色は、そのダイヤが出現した場所によって決まるんだ。       ・・・画面全体を縦に7等分したとして考えてみな。       その、7等分したそれぞれの場所によって色分けがなされるんだよ。       左から赤・橙・黄・・・ってな。       敵を倒して、その敵がアイテムに変わる場所ってのを調節してやれば、       狙った色のダイヤが出るってことだ。」 マックス 「なるほど。じゃあ『ハイパーアイテム』ってのは何?」 クラリオン「んー、まぁ簡単に言うなら『永続するパワーアップアイテム』ってやつだな。       普通プレイヤーがミスしたら、取っていたパワーアップアイテムの効果は       無くなっちまうんだが、『ハイパーアイテム』の効果は消えないんだ。       例えば『赤いつぼ』のハイパーアイテム。       取っておけば、プレイヤーミスして復活した時に       『通常の赤いつぼ』1つ分の効果を持ったままで復活できるってことだ。       ハイパーアイテムをいろいろ集めておけば、復活時が楽になるのさ。       ・・・ただしその分、敵のスピードもアップしたりして       難易度も上がるってことを忘れるなよ。」 マックス 「シークレットドアって、ボスを倒さなくても入れるのかい?」 クラリオン「もちろんだ。ボスと戦わずに済むから楽だぜー。       ちなみにボスを倒した後でも入れるぜ。       点数を稼ぎたいなら、ボスを倒して入るこった。       ただし・・・入る前にミスしちまったら、シークレットドアは消えちまうから       気をつけな。」 マックス 「フムフム・・・ って、あれ?       クラリオン、この『ダイヤの謎』って、       ゲームスタート時に『ある・なし』を選択できる、ってあるじゃない!?       『なし』にしたらどうなるの?」 クラリオン「それはだな・・・       ダイヤを赤から順番に集めなくても、7色全部集めさえすれば       シークレットドアが出現するようになるんだ・・・。」 マックス 「!? それじゃあ、『なし』を選んだ方が       楽にクリアーできるってことだろ?       だったらそっちをプレイした方が良いんじゃないかい?」 クラリオン「・・・そりゃ、楽にプレイしたかったら、な。    だがしかぁし!!!    そんなプレイをこのオレが認めるかッ!!!    『ダイヤの謎』ってのは、    このゲームの一番の難しさであり、楽しさなんだッ!       それをあえて『なし』にするなど・・・!!」 マックス 「あー、はいはい。分かった、分かったから・・・       (さすがクラリオン、オールドゲームの事となると        熱くなっちゃうんだよなぁ・・・)。」       クラリオン「何か言ったか?」 マックス 「いや、なんにも。       ・・・それよりさ、さっき聞き忘れたんだけど、       隠しワールドの3つの島でも、ダイヤは出現するんだよね?       じゃあダイヤ7色集めてボス倒したら、ビッグアイテムの代わりに       何が出てくるのさ?」 クラリオン「・・・ふう(←少し落ち着いた)。       あ? 隠しワールドのビッグアイテムか?       隠しワールドではな、『3つの鏡』を集めるのが目的なんだよ。       バッドエンドで、そのことは微かに示唆されるんだが・・・。」 マックス 「『鏡』? なんで?」 クラリオン「あんまり言うと、ネタバレになるんでパスだ。       とにかく、隠しワールドでも『ダイヤ』は重要だ。       集めそこねて『鏡』を取り忘れ、なんてことのないようにな。       さもないと、隠しのラストワールドをクリアしても       バッドエンドになっちまうぜ。」 マックス 「ふーん。」 クラリオン「まあそうして『7つのビッグダイヤ』『3つの鏡』、       全てを集めてラスボスを倒せば・・・       はれて、真のエンディングに辿り着く。       ・・・そして、       『PCエンジン版レインボーアイランド』の       オリジナルのエンディングに突入だ。」 マックス 「ええっ!?」 クラリオン「アーケード版でのエンディングの後に、       このゲームの続編への伏線となるメッセージがちょっとだけ見られて、       そのメッセージと、バビーがレインボーアイランドを後にする       グラフィックムービーを背景に、       イメージソング『虹を渡る少年』が流れるエンディングとなるんだ。       その歌を歌う人は・・・知る人ぞ知る『太田貴子』さん、さ。」 マックス 「あ・・・あの『クリィミーマミ』の声優さんだった、太田さんの歌がっ!?       スゴイEDだ・・・!」 クラリオン「ふっふっふっ。これが、PCエンジン版の最大のウリさ。       アーケード版とは違うのだよ、アーケード版とは。」 マックス 「・・・(どこかで聞いたようなセリフだなぁ・・・)       じゃ、じゃあゲーム紹介はこんなとこだね。       それでは、恒例の『移植度チェック』、いってみよーか。」 クラリオン「おう。       このゲームの移植度はほぼ完璧だ。       グラフィックは文句なし、       BGMはCD音源から元々の音楽を鳴らしてるから問題なし!       ・・・ただしCD音源だから、場面場面でCDからの読み込みが起こるので       その時だけはゲーム進行が一瞬だけ止まっちまうがな。       ま、慣れればさして気にはならんぜ。       そして、メッセージは英語表記から日本語表記に替わってるから       『メッセージが英語で出てくるから意味解らんー!』って人にも       オススメできるし、さらに『ダイヤの謎』を無しの設定も出来るし。       PCエンジン持ってるなら、押さえといて損は絶対無いソフトだぜ!!       当然、5段階評価では『☆☆☆☆☆』だ!!!」 マックス 「おお、出たねー最高評価。まあホントに移植度は高いよね。       中古屋で見つけにくいかもしれないケド(笑)。」 クラリオン「最後に、このゲームの裏技についてだ。       ゲームをスタートする前、もしくはコンティニューする時など       『タイトル画面』で以下のコマンドを入力した後にスタートすれば、       それぞれの効果がそのゲーム中に現れるぞ。       ただし、コマンドを重複して使うことは出来ない。       複数入力した場合は、最後に入力したコマンドが有効になるぞ。       ちなみに、アーケード版とはコマンドと効果が違うものがあるから       注意するこった。」
II、←、→、II、I、セレクト、II、I
ハイパーアイテム『くつ』の効果
(プレイヤースピードアップ)」
→、I、セレクト、II、I、←、II、→
ハイパーアイテム『赤いつぼ』の効果
(虹の魔法2連)
セレクト、セレクト、セレクト、←、←、→、→、セレクト
ハイパーアイテム『黄色のつぼ』の効果
(虹の魔法速射)
II、I、II、I、→、セレクト
ハイパーアイテム『本』の効果
(空中でもジャンプ可能になる)
←、I、←、セレクト、←、II、←、セレクト
『ヒントA』を見ることが出来る
セレクト、I、II、←、→、I、セレクト、→
ハイパーアイテム『妖精の羽』の効果
(プレイヤーの周りを回って敵を倒す妖精がつく)
←、II、セレクト、I、→、←、I、←
ゲームオーバーになったラウンドからコンティニューが出来るようになる
→、→、←、←、II、II、I、セレクト
隠されている通常・得点アイテムが全て『$袋(1万点)』に変わる
→、→、→、→、セレクト、II、セレクト、I
『ヒントC』を見ることが出来る
10セレクト、→、II、I、セレクト、←、セレクト、II
『ヒントB』を見ることが出来る
クラリオン「うーむ。えらく長く語ってしまったな・・・       ここまで読んでくれてる人いるのかぁ?」 マックス 「そういうこというもんじゃないの。・・・1人か2人くらいは居るよ、きっと。」 クラリオン「・・・だといいなぁ。」 マックス 「では、今回のゲームレビューはこれにて終了!!       次回は・・・」 クラリオン「また3ヶ月後かぁ(笑)?」 マックス 「こらぁっ!!!」
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