悪魔城ドラキュラXXX 月下の輪廻 |
古き良き時代、人々は繁栄と平和のみをむさぼり続け、
おそらくこの先も不安な日々は来ない、
そう誰もが思ったに違いなかった・・・。
繁栄と平和の裏には、必ず邪悪なものがいる。
人々の繁栄を拒み、平和を堕落という。
闇の力を蘇らせ、
この世を創世し直そうとする者が集まった。
いずれも笑みを浮かべて、
この先の創世に期待を膨らませているのである。
百年の後、再び邪悪なる者が復活したのである。
その者はコウモリに、狼に、霧に姿を変え、
主に夜を好んで行動する。
若い女性の血を吸い、永久の命を保っている者。
悪魔城の城主、邪悪の神、ドラキュラ伯爵の復活であった。
時を同じくして、一人の男にも異変が起きていた。
彼の名はアルカード。
かつて、ラルフ=C=ベルモンドと共に、
父であるドラキュラを滅ぼした男だ。
彼は自分の呪われた血を絶つために、
自らその能力を封印し、覚める事のない眠りについたはずだった。
だが、その眠りは妨げられ、汚れし故郷が復活したことを知った。
そして今、様々な思いを抱き、宿命の魂がドラキュラ城に集う。
闇に浮かぶ月だけが真実を知るのか・・・。